そう思えるようになったのは、同種の作品を観てきた経験から有る程度の「見切り」が出来るようになったから。そうでもなけりゃあ「真田広之が武勇に優れた将軍役」で「今川版ジャイアントロボっぽい無茶っぽそうな絵面な映画」に出ると聞けば嫌が応にも期待しちゃいますよ。

作品自体は思ったよりは面白く、ニコラス・ツェーなんか良い感じに嫌なヤツキャラを演じており結構楽しんで観られました。あと「黒衣の刺客」も良かったですね。むしろ、全体的に扱いの悪かった大将軍よりもこちらの方をメインに据えた方が良かったんではないかとも。

ただ、冒頭に出てきたベタすぎる蛮族の格好に「ひょっとして俺の期待通りにやらかしてくれるんでは」と無駄な期待を抱かしてくれやがったんで−１点。