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[コメント] 旅するジーンズと16歳の夏(2005/米)

まずタイトルから勘違いしてた。
きわ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「旅するジーンズ」っていうのはその名のとおり、ジーンズそのものが海を渡って行ったり来たりするんですね。てっきり「旅をする少女達が身につけてるジーンズも旅をする」っていう意味だと思ってました・・ まそんなことはいいんですけど。

思えば4人のうち3人は人気ドラマの主役張ってます。(アレクシス・ブレデル=「ギルモア・ガールズ」、アメリカ・フェレーラ=「アグリー・ベティ」、ブレイク・ライブリー=「ゴシップ・ガール」) いまから観ると贅沢な作品ですが、期待しすぎだったのか、あまり感動がありませんでした。。 まず4人が冒頭でバラバラに散っていく時点で、「親友同士」というこの映画の核を感じさせることに失敗してる気がするし、しかもそれぞれの行き先と言えば「自分を探す旅」とかじゃなくて、「親戚の家」とか「合宿」とか「おとんの家」とかありきたりだし、残った一人は新しい友達ができちゃってるし・・ やっぱりタイトルで中身を想像した誤差がかなり大きい・・。

エピソードとしてはアメリカ・フェレーラの再婚するおとんとの話。電話のシーンは文句言いながらも落涙。『シンシティ』で「こんな可愛い子いままでどこに隠れてた?」とびっくりしたアレクシスはやっぱり可愛い。あの淡々とした演技がアンバランスで良い。「ゴシップ・ガール」での活躍がめざましいブレイク・ライブリーはたぶん演技は一番拙いけど(デビュー作だから無理もないけど)見た目のゴージャスさを親しみやすくしている、のびのびとした雰囲気がとっても好きだ。(サッカーのコーチに猛アタックして目的達成したはいいけど虚しいそして後悔っていう流れ、女子の共感かなり得るんじゃないでしょうか) 居残りのアンバー・タンブリンは知名度はないけどこの中では一番の芸達者でしょう。いつかのソーラ・バーチの雰囲気。

個々の魅力は光るものの、作品としてのテーマとまとまりがなかったので、青春物で一番期待するノスタルジックな高揚は一分として無く残念。『Dearフレンズ』超えならず。(「Dearフレンズ」も100%じゃないから、やっぱ女子の『スタンドバイミー』っていうのは元々限界があるのかしら・・) とりあえず19歳バージョンも観てみようかと思う。(09/11 DVD)

(評価:★3)

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