[コメント] アメリカ、家族のいる風景(2005/独=米)
中盤から主要人物が多く登場するのだが、どのエピソードも偏ることなくバランスよく丁寧に描かれていて素晴らしかった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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今まで見向きもしなかった家族の存在と初めて向き合う男の人生ドラマ。
ある種、かつての恋人との恋愛や家族愛を得ようとする主人公の後悔が描かれている。
初めて会う息子と距離を縮めたいが、20年という年月がそれを妨げ、家族の愛情に触れることの遅さを実感するハワード。突然現れたハワードを父親を認められず、苦悩するアール。二人を繋げる橋渡しとなるが、自らもハワードとの接点を切り開き、愛を得ようとする異母兄妹のスカイなど中盤から主要人物が多く登場するが、どのエピソードに偏ることもなく、各人物のドラマが確立されているところは素晴らしかった。
しかし、終盤、私立探偵にサターに見つかったハワードの撮影現場に戻される前のアールたちとの別れシーンは早急的かつ強引な結末でがっかり。もっと長くなってもいいので、ハワードを父親として受け入れるアールの心情をじっくり描いて欲しかった。
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