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[コメント] エミリー・ローズ(2005/米)

位置づけとしては裁判モノとオカルトホラーの中間点位。でも「実話」と聞いてしまうと、自然と裁判映画としての部分に注目してしまう。
くたー

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ということで、聖痕か有刺鉄線か、みたいな具体性のある両者の視点の交錯をもっと入れても良かったのでは、と。裁判映画としての食い足りなさは、そういう中立性の不足にある気が。まあ、それが本来の目的ではないのかもしれないけど。

闘病モノかオカルトか。キリスト教圏外の人間としては、なおさらそのライン分けが微妙にならざるを得ないと思う。しかし考えてみれば、いにしえの人々だって、得体の知れない病(ペストとか)を、悪魔的なモノとして捉えることもあったワケだから、本来病と信仰というのは密接な関係があるモノなのかもしれない。ということなど考えながら、思いのほか楽しめました。

(2006/8/6)

(評価:★3)

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