[コメント] 卍(2006/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
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絡みを見せりゃー良いってもんじゃないでしょ。
女性も入る普通の劇場で上映し、レンタルが始まればアダルトコーナーではなく邦画のコーナーに置かれるわけなんだから、 もうちょっと何とかして欲しかった。
執拗に唇と胸の愛撫のアップばかり。またしても(女性視点で)官能的な映画とは程遠く…がっかりでした。
着物がはらりとはだけ、白い太ももが露わになる…って、あんな見せ方じゃ、映像で見せられるより文章だけの方がよっぽど官能的。
見えない!見たい!って思うからそそられるわけで、ばーんと見せられちゃっうと逆に引く。
それに、頻繁に絡みのシーンがある割に、メリハリがない。
後半は、二人の関係が 柿内謙二(野村宏伸) や 綿貫栄次郎(荒川良々) の知るところになるわけだから大胆でも良いんだけれど、最初のうちは秘め事だったんだから、秘め事は秘め事らしく抑え気味にした方が、メリハリがあって良かった。
よって、オープニングクレジットの喘ぎ声が一番やらしく感じれた。…結局過呼吸による息遣いだったんだけど。
コメディ色が強かったのは好感。ほうれん草とご飯粒を踏んずけてしまったのとか、なんだこりゃって位細かい。
園子(秋桜子) が光子(不二子) の事を 「綺麗な人だな」 って憧れから入り、親しくなり、その延長で関係を持つようになり、、って流れはいたって自然で違和感なかったし、 強い想いとは裏腹に、妬ましく思う気持ち等も分からなくもないので、脚本・原作には文句ありません。
光子(不二子) については色々分からない部分が多いが、取り立てて書く事はない。こーゆー猫のような女はいるわけで、光子はそれらの類だろうと解釈した。
06.04.03@ユーロスペース
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