コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 卍(2006/日)

何て言うのかな…描写に色気的ムードがない。恥じらいとか、見えそで見えないチラリズムとか。見せ過ぎだし、女性を綺麗に撮ろうとゆー心意気が感じれない。 時代設定が確か昭和40年代で、園子(秋桜子) は折角着物なんだから、そこんとこもっと色々出来たんじゃないのかな?
リア

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







絡みを見せりゃー良いってもんじゃないでしょ。

女性も入る普通の劇場で上映し、レンタルが始まればアダルトコーナーではなく邦画のコーナーに置かれるわけなんだから、 もうちょっと何とかして欲しかった。

執拗に唇と胸の愛撫のアップばかり。またしても(女性視点で)官能的な映画とは程遠く…がっかりでした。

着物がはらりとはだけ、白い太ももが露わになる…って、あんな見せ方じゃ、映像で見せられるより文章だけの方がよっぽど官能的。

見えない!見たい!って思うからそそられるわけで、ばーんと見せられちゃっうと逆に引く。

それに、頻繁に絡みのシーンがある割に、メリハリがない。

後半は、二人の関係が 柿内謙二(野村宏伸) や 綿貫栄次郎(荒川良々) の知るところになるわけだから大胆でも良いんだけれど、最初のうちは秘め事だったんだから、秘め事は秘め事らしく抑え気味にした方が、メリハリがあって良かった。

よって、オープニングクレジットの喘ぎ声が一番やらしく感じれた。…結局過呼吸による息遣いだったんだけど。

コメディ色が強かったのは好感。ほうれん草とご飯粒を踏んずけてしまったのとか、なんだこりゃって位細かい。

園子(秋桜子) が光子(不二子) の事を 「綺麗な人だな」 って憧れから入り、親しくなり、その延長で関係を持つようになり、、って流れはいたって自然で違和感なかったし、 強い想いとは裏腹に、妬ましく思う気持ち等も分からなくもないので、脚本・原作には文句ありません。

光子(不二子) については色々分からない部分が多いが、取り立てて書く事はない。こーゆー猫のような女はいるわけで、光子はそれらの類だろうと解釈した。

06.04.03@ユーロスペース

(評価:★2)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。