[コメント] 立喰師列伝(2006/日)
押井守原理主義者には嬉しい薀蓄垂れ流しの押井節全開である。昭和の歴史がどうしたこうした、という本題なぞ、百万光年の彼方に行ってしまっているね。
戦後の日本を総括するというテーマで撮られた映画は、実際のところ少ないのではないか。僕は『パトレーバー2』ぐらいだと思っている。他にもいくつかあったかもしれないが、ちょっと思い出せないなあ。 本作もそういった映画かもしれないが、監督にはあのときほどの情熱はないのかもしれない。 というか80年代や90年代の日本がよほど嫌いらしい。俺だって90年代は好きではない。 そういう嫌悪感、違和感からくるやる気の無さは、80年代以降の立喰師たちの描かれ方からわかる。
個人的には、ディズニーランドという度に、「ピー」が入る、山寺宏一と寺田克也のコンビがツボでした。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。