[コメント] 嫌われ松子の一生(2006/日)
不幸の連続は、主体性がなく周りに流されるまま自らの選択を丸投げしているというよりも・・
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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とにかく選択肢は存在しているが、客観的に見て幸せと思える選択をせずに、あえて不幸な選択を行っているように見え、その不幸を嗅ぎ分け選択する能力のすごさに逆に驚きさえする。というのは、主体性がなく流されるままに選択を丸投げにした結果としても、ここまで不幸が連続するのだろうかと思うから。むしろ彼女は客観的に見て不幸だと思えるような選択を主体的に行っているのではないだろうか。彼女にとってはそれが自分にとって良かれと思う選択であり、最善の選択だったのではないか。ただそれが客観的、一般的な幸福不幸と一致しなかっただけで。たとえば彼女の行動を「共依存」といった用語で説明することも可能かもしれないけど、また別の解釈がありうるのでは、と思わせてくれるほどの説得力をもった映画であったと思う
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