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[コメント] 美しい夜、残酷な朝(2004/香港=韓国=日)

前作と違って、「えげつない」という一点において全体を貫くトーン。子供にゃ見せられない。第1話から4点「おえっ」、3点「汚らわしい」、4点「イタイ」
SUM

第1話「dumplings」4点、ストーリーは平凡ながらも、演出はしっかりしていて、役者も輝いている。ネタバレしたくないのでコメントはここまで。でも、「おえっ」

第2話「box」3点、映像は悪くないんだけれども、「静かな映画」を目指したはずなのに、決して多くない「台詞」にストーリーを委ねている分、臭さが漂う。主人公が小説家という設定にあまり意味がないような気がするし、何か破綻気味。何より、育ての親と子の間の関係の汚らわしいのだが。

第3話「cut」4点、ストーリーはめちゃめちゃでフォローしようもない。笑いと恐怖の謎のバランスも、キム・ジウン をぶっ飛ばす勢い。まぁ、いい。不条理劇として見れば「痛い」映画ではある。もちろん、ズレさ加減もイタイ。あぁ、いたたたた。でも何より、私は こういう役ばかり回ってくるイム・ウォニ のファンなのだ。

ちなみに、パンフ曰く、cutにてイ・ビョンホン演じる映画監督の名前リュ・ジホは、彼の名嘉眞のリュ・スンワン、キム・ジウン、ポン・ジュノ、ホ・ジノの名前から一文字ずつ取ったのだそうな、おお、こいつらは私の応援するまさに現在の韓国映画を引っ張る俊英たちではないか、しかあし!・・・三音の名前を作るのに4人から一文字ずつってどういう意味だ。一個余っているではないか、いや、正確には同じ音がかぶっているのが一組居るのだ。ホ・ジノのジはリュ・ジホのジとスペル違い(日本語では区別が付かないがジン+ホでジノなのだ)で、ポン・ジュノとホ・ジノの「ホ」が重複なのだが、それにしたって、監督の作風だけを見ると、4人とパク・チャヌクを並べると、ホ・ジノは取って付けたんじゃないかという邪推をしてしまうのだが(ポン・ジュノとホ・ジノの二人だけを並べると重なる部分もあるのだが・・・)。

(評価:★4)

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