映画の方も中身は無いから・・・。

セットや視覚効果にはそれなりにお金がかかってるんだろうけど、全編を通して漂うＢ級の香りは何なんだろう・・・。しっかしこの映画、序盤から気持ちイイくらいにムダがない。背景説明みたいなのもほとんど無いので、なんだか物語の中盤にいきなり放り込まれたような気分になるけど、まあその分クライマックスも近いわけで、こういう映画もアリかな、と思う。リメイクってことで元になるのはやはり偉大な映画だから、こういう潔い作りも悪くない。

カート・ラッセルの演技もシブく光る。固めの表情の下から滲み出るイイ親父感が結構しっくりきていた。ああいう状況下では一家に一台って感じで欲しくなる存在だなぁ・・・。さすが元消防士。

それにしても『ＬＩＭＩＴ　ＯＦ　ＬＯＶＥ　海猿』に続き、「長く息を止めること」の大切さを痛感させられた映画だった。泳ぎの練習にも行かなくては・・・。