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[コメント] ブラッドレイン(2005/米=独)

ターミネーター3』のような寡黙でクールな役どころでは上手かったクリスタナ・ローケンも感情表現を要求される演技になるとやや拙さを感じさせるが、アクションは頑張っていた。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







テレビゲーム「ブラッドレイン」の映画化。

主人公の出で立ちとか、吸血鬼と人間の混合血という設定はフランス映画『ブラッディ・マロリー』を髣髴させる。

のっけから吸血鬼の陰謀とそれを阻止しようとする吸血鬼ハンターの対立がメインになっていて、主人公のレインの生い立ちとか目的はかなりおざなりに扱われている。レインは最初は自分本位に母親を殺した父親の吸血鬼ケイガンへの復讐を目標にしてたのに、途中で人類を守るために方向転換するのだが、もっと吸血鬼と人間の本能との間で揺れ動く葛藤みたいなものを描いて欲しかったところ。

役者的には寡黙でクールな役どころでは上手かったクリスタナ・ローケンも感情表現を要求される演技になるとやや拙さを感じさせるが、アクションは頑張っていた。

(評価:★2)

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