[コメント] 海底2万マイル(1954/米)
ウォルト・ディズニー作品であります。
SF小説のビッグネームなので、タイトルも知ってたし、なんたって「ディズニーシー」の メインアトラクションというか、エリア(ミステリアスアイランド)の一つでもあります。 ネモ船長、潜水艦ノーチラス号などなど・・ 単語は、よぉ〜く知っている気がしていたのですが、 映画となると、子どもの頃、テレビで見たよな、、見た事ないよ〜〜な・・?? そんな 曖昧な記憶しか残ってない作品でありました。
今回、ちゃぁんと見ましたっ!!
1954年作品ということもあり、 テンポもまったりしていますし、エンターテーメント的な手法は今とまったく違っていますが、、、 1954年ディズニー制作ということを踏まえて見れば、これが、なかなかヨカッタです!
重厚な装備を身にまとい、水中歩行するシーンなど、 まるで、本物の宇宙遊泳をするくらい、神秘的な映像でしたし、 ローテク故に、ノーチラス号は、まるで本当にそこにあるようにリアルな潜水艦でありました。
この映画を観ずに、ディズニーシーに行った事を、後悔するかもです・・ …いや、、逆に映画観てから、ディズニーシーに行ってたら、がっかりするかも?? だって、ノーチラス号の縮尺が違うんだもの(爆) *映画の方が、何倍も何倍も大きな潜水艦ノーチラス号でありました。 そして、海底で出会う、ある巨大生物も比較にならない大きさであります!!!
という訳で、(どういう訳?)なんの前知識もなしに観始めたのですが・・ まず おどろいたのが、カーク・ダグラスが ほんの チョイ役で出ているじゃ〜〜ありませんかっ!!!!!! あらまーーー、この頃はまだ売れてなかったのかしら?? なぁんて思って観ていたら、何のことはない、、、後半、大活躍でございました。 なるほど・・f(^ー^;;;;
●さて、ストーリーですが・・ 結構、深い構図であります。 "あの国"への復讐の念に燃える天才科学者の ネモ船長 (ん?提督or艦長だったかな?)は、 "あの国≒人類"に対して、憎しみで心を満たしています。 単純に考えて、"あの国"が良い国で、ネモ船長は悪い人(ダークサイド)ともとれるのですが、、 いえいえ、、とてもそんな単純なものではありません。
ネモ船長の発明(発見かな?)した、人類がまだ得る事のできない"夢の力"を 動力源とする、スーパー潜水艦 ノーチラス号に乗り、 "あの国"の兵器(やその原料)が積み込まれた船を破壊します。
その他にも、無人島あり、人食い人種ありetcと、大冒険スペクタクルであります。 真っ黒なアシカの エスメラルダ(当然実写)も、メッチャ芸達者で カーク・ダグラスと歌のコンビで、イイ味出しております(笑)
そして、ディズニー作品としては珍しく(?) ハッピーエンドなのか… …どうなのか?? ヨクワカラナイ含みを持たせたエンディング・・・
「未来に希望はある。」
と、メッセージは読めますが・・・ なんとも、一筋縄ではいかないメッセージ色のある作品でした。 制作された時代なども考えると、 あるいは、人類が、まだ見た事のない"夢の力"とは、 "核"のようなモノを示唆しているのかもしれません・・・???
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