[コメント] Death Note デスノート the Last name(2006/日)
原作より自然だ。…と私は思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
原作のラストでは、
月は賢さを失って、慢心故に検証を怠った情けない感じが強かった。 偶然の不確定要素的な擁護があったとしても。
この映画では、そのような要素が綺麗に拭われていた。
「生き残りを賭けた戦い」とでもいう月にとっては揺るがない 絶対の前提のようなものを、ただLは超えていたのだ。
それが月の限界であり、またその完璧さは、既知の前提の上でのみ 成立しうるものでしかないのだ。…とでもいうように。
完璧なまま負ける。が、勝った方も月の前提からすれば負けているも 同然でもある。どちらが勝者であり、どちらが敗者であるか判らない。 どちらも勝者であり、どちらも敗者であるとも言える。そこが良かった。
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浅はかに言ってしまえば、
受験教育的な賢さや、机上の空論的な賢さを否定している…のだろうか。
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