チャチなCGには目を瞑るとして、無駄なミュージックシーン、意味不明な展開の連続。道を外そうとしただけで殺意はなかったって、明らかに追突してるし、第一、道を外すことになんの意味が？そもそも、研究所から逃げ出したメガロドンを捕獲することに反対する理由として「人殺しだから」って、それは単なる主人公の私怨だし。

妻のために親友を裏切ろうとしてた人間と、裏切られて「娘をよろしく」と言ってた主人公。次のシーンで前者「俺は船に残る」といい、後者は「幸運を」とアッサリ。メガロドンを吹っ飛ばした拍子に海に落っこちただけなのに、あたかも凄まじい危機を脱したかのような引っ張り過ぎの感動シーン。テンポが悪くて無駄が多いし、要するに、中途半端なジョーズの焼き回し。サメ映画のクセに人死なな過ぎだし、死ぬシーンもリアリティないし。粗が見えるのを防ぐため、あえて省いたと思われても仕方ない。