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[コメント] 新 兵隊やくざ(1966/日)

シリーズの中では、最もタイトル通りの物語だな。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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 シリーズも3作目。オープニングの構造は前作『続兵隊やくざ』(1965)と全く同じで、もうマンネリ化かよ。と思ってたんだが、途中からいきなり急展開。裏街道を走る任侠ものっぽくなっていくという変化球な物語になってる。 「兵隊やくざ」というタイトルのシリーズながら、、本当に兵隊がやくざになってしまったと言う事で、一番タイトル通りの事をしているとも言える。

 改めて考えてみると、別段本作でそれをやる意味はないんだけど、やっぱり主人公二人の魅力でぐいぐいと見せてくれる。

 任侠ものとなると、勝新太郎は悪名シリーズもあるが、あちらは押しも押されもしない親分。やんちゃで突っ走るこちらの方が魅力は良く出ている感じはある。それに戦時下という極限状態に舞台を置いているので、そこら辺の緊張感が良いスパイスとなってる。

 これまで真面目一徹と言った雰囲気だった有田が妙にはじけてて、嬉々として大宮と一緒に犯罪を起こしてるのも、だいぶ脚本が練れてきたためかもしれん。一貫して本作は反戦をベースにしてるけど、本作はこれまでの中で最も軍のくだらなさというものが良く出ていて面白い。

(評価:★3)

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