[コメント] DOA デッド・オア・アライブ(2006/米=独=英)
映画を見終った人むけのレビューです。
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どうでもいいけど「サングラスをつけたら最強」(でも、ダウンロードしてない相手だと少し苦戦してしまう)っていう、あのラスボスが虚しすぎる。一体何なんだ!?魅力が無さすぎるのを一周回ってきて、魅力溢れすぎ。
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アクションに関するアイデアは中々良いのだけど、最後の一歩で「あれ?」という印象。結局、「空っぽ」になりきれずに、色々テイストを詰め込んだら、何もかもが中途半端になってしまったという印象。
それなら、個人と個人との確執とか、そういう部分にのみ絞って、「DOA開催裏側の陰謀」みたいな部分は取っ払っちゃえば良かったのになぁ、と本当に残念に思う。ヒゲの爺さんとか、プロレスラーの父娘の対決とか、その他諸々のキャラクターたちが、すべてもったいない気がした(大体、結局決勝戦やってないじゃんか)。「敗者は島を去れ」だなんて言われてさ。
第一、格闘家のデータを集めたいなら、別にトーナメントの優勝者じゃなくて、あそこの島に集まった人間全員のデータを集めればいいだけの話なのだ。
それならそれで、トーナメント決勝戦を終えた所で、あのラスボスのオッサンがサングラスをかけて登場して、「遂にこの力を試す時が来た」とか胡散臭いこと言って戦う方が、物語として単純だけど見せるべき所はちゃんと見せきれて面白いんじゃないの?とか思うんだけどさ。どうなのよ?
結局俺たち――というか俺だけど――が見たいのは、細々と細切れにされて、どれもこれも中途半端な尺の格闘シーンとかじゃなくて、元気ハツラツのオネーチャンが必死に――お色気たっぷりで――戦う映像であって、サングラスのラスボスのオッサンの陰謀の話じゃないんだよ。
それなら俺は『チャーリーズ・エンジェル』とか、或いは『クローサー』とかを見る。せっかく「格闘技トーナメント」という形を取っているのだから、それを活かさない手は無いと思うんだけどもなぁ・・・
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