[コメント] ロッキー・ザ・ファイナル(2006/米)
劇場では泣いたし勇気付けられた。2007.6.8
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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しかし、劇場で涙を流しながらもひっかかるものがあった。落ち着いて考えると、たぶんこういうことだ。
アポロがドラコに挑戦したとき、ロッキーは止めたんじゃ。今回の彼はその時のアポロではないのだろうか。なぜアポロはコテンパにされたのにロッキーは最終ラウンドまで残ったのだろう。それはロッキーだから?
オーストラリアでスタローンが筋肉増強剤を所持していた、というニュースを見た。老いに抗い薬に手を伸ばすスタローンの姿はもはやロッキーと同一視できなかった。スタローンがロッキーという夢にすがりついている気がしてならなかった。もう少し等身大の老いのファイトを見たかった。
勝つだけじゃない、リングに立ち続けることに意義があるのだと見せてくれた最初のロッキー。他には意義がないのだろうか。老いていく中で、それでも人を感動させる術はないのだろうか。ロッキーが普通の人間を離れた夢の存在になってしまい、私は少し寂しくなった。
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