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[コメント] スー・チー in トラブル・セブン(1999/香港)

途中からはギャグ演出に光るものが感じられた。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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恋愛コメディ映画。

序盤の展開からは普通にスパイアクション映画かと思ったが、途中からスパイの主人公に恋をした映画監督の青年ジェームズの恋の暴走と依頼された任務をこなすスパイのジュリアのエピソードが並行して描かれるコメディタッチの展開となる。

最初はややドタバタした展開で方向性がつかめなかったが、ジェームズが仲間とつるんでジュリアの暮らすマンションに盗聴器を仕掛けるなどのストーカー行動を起こす辺りから、ギャグ演出には光るものが感じられる。特にジュリアがキャンディにスパイの特訓をしているところを盗聴していたジェームズたちが彼女たちをレズビアンや娼婦と勘違いするところはなかなか笑えた。

スパイ任務のシーンはメインではないものの、道具を駆使したりと結構本格的に描かれていて、緊迫感はあるが、この依頼がスパイを辞めたがっているジュリアを嵌めるための仲間のアンディの策略だということはあらかた予想できたため、盛り上がりに欠ける。

ラストはジュリアが本当に普通の生活を手に入れてしまうところは『Bモンキー』のような展開で好感が持てる。特にジュリアを演じるのが、最後に悲運な結末をむかえる役柄の多いスー・チーなだけに、余計にホッとさせられた。

役者的には最後にジュリアを助ける役回りを演じるサンドラ・ンがなかなか印象深かった。

(評価:★3)

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