[コメント] それを暁と呼ぶ(1955/伊=仏)
鶏やら亀やらキリストにまつわるあれこれやら・・・深読みするな、というのが無理な話です。ブニュエル好きとしては一応満足。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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様々な形の愛の交錯、というよりは、決して分かり合えない階級間(支配層と被支配層)の問題、という側面が濃厚な気がした。悲劇的なラストに漂う連帯感。それにしてもジュリアン・ベルトー演じる署長の喰えないキャラが秀逸。詩を暗誦しながら視線はどこまでも抜け目なかったり、お悔やみの握手を求めた後で「卑怯者」と容赦なく罵倒したりと、ブニュエル的この上ないです。[3.5点]
(2007/6/12)
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