[コメント] ウェディングキャンペーン(2005/韓国)
設定は面白いものがあるのに、ラブストーリーとしては脚本面で物足りなさが残り、主演二人の力でなんとか見せきった。
農村の嫁探し、農村の嫁探しを海外に求める話。国際結婚。ウズベキスタンの高麗人(朝鮮系ウズベク人)、ウズベクに住む脱北者。これらを使ってメッセージ映画を作ろうとしたわけではない。目指したのは男同士のドラマと男女のドラマ。ただ、そういうった「面白くできる設定」が、娯楽映画としての面白さにつながっていない。特にストーリー上の主軸である主演二人のラブストーリーが、どうしてこの二人が引かれ合うことになるのかについて、シナリオ上の説得力に欠けるというのは大きなマイナス。や、それでも見ていられるのだ。役者がいいし、役者を生かしているから。その力でなんとか映画として見ていられるレベルに踏みとどまった。 ウズベキスタンロケをしつつ、ロシア語の世界にとけ込みながら、でもウズベクをどっぷり写すわけでもない、野心的な映画ではあるんだけれども。 監督には次回作に期待。
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