[コメント] パンズ・ラビリンス(2006/メキシコ=スペイン)
なんてグロテスクで、なんて美しいお伽話だろう。現実と幻想世界のラビリンスの狭間で、追い詰められていく少女の純真無垢な強さが、すごい。無機質なCG映像満載のアメリカナイズされた最近のお子様向けのファンタジー映画なんかよりずっと、ずっ〜と感情移入できた。人物たちも皆、魅力的。空っぽの頭で見るといいかも。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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解釈云々があるだろうが、そこまで小難しい話でもないし、これはあくまで大人のためのファンタジー。冒頭でもラストでも、主人公はお姫様だと語っているのだから、最後は本当の国に帰れたんだろう、と素直に思った。
人物設定と物語の背景が想像してたより、ず〜っとわかりやすかった。監督の趣味らしいが、肉感的にエグく、なんとも痛そうなシーンが無駄に多い気がして。別にグチャと見せなくてもいいだろって感じ。
冒頭の雰囲気が「千と千尋〜」に似てるな、と思ったら、監督はやっぱり宮崎アニメの大ファンらしいね。この監督の作品は今回が初めてだが、次回作がすっごい楽しみ♪
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