[コメント] クリスマス・ツリー(1968/仏)
悲しい遠吠え、クリスマスの空を走る。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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アダムとイブがパスカルを守ったのはパスカルを主人と認めていたのでしょう、主人を命懸けで守るのも狼の習性だという話もあります。あの暴れ馬を蹴散らした彼らも、目に見えない放射能に蝕まれたパスカルを守る事は出来なかった。
6ヶ月という短い時間、父はパスカルを悔いを残すことなく愛しきったのでしょうか・・・・パスカルの亡骸を抱きかかえ、泣く事も叫ぶ事も無く押し黙ったまま歩いていく姿からは、悲しみはすれども後悔の念を感じることは無かったと思います。
ラストのアダムとイブの遠吠えからは、人間の作り出した『核兵器』という彼らには理解できない物への「何故パスカルは死なねばならないのか?」という悲しい怒りを感じました。
------------------------------------------------------------------------------------------------------- な感じ。
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