身長185cmの長身とワイルドなルックスで女の子のハートを鷲掴みなイケメン俳優小栗旬主演の不良映画となれば話題にならない方がおかしい（本来なら木村拓哉がそのポジションのはずだが・・・）。まあPart2まで出来るくらいの大ヒット作品だが・・・。 個人的には全然駄目。とにかくつまらない。

まずは最大の目玉とされる喧嘩アクションだが、 これがまったく迫力がない。

ジャッキー・チェンみたいなカンフーアクションを期待する方が間違いだが、 それとは違う意味でとにかく期待外れ。

小栗旬も山田孝之も実践に近いアクション（つまり撮影の枠を越えた本当の殴り合い）で前進痣だらけだし、それが映画の大ヒットに繋がったらしいが、 個人的には喧嘩の生々しさも迫力もまるで伝わってこない。

三池監督のセンスのなさに尽きるだろう。

昔、TOKIOの番組「ガチンコ！」というヤンキーを集めた企画番組があった。 何か衝突する度に大喧嘩になり騒然とするシチュエーションが売りで、 それなりの視聴率があった。

勿論、ヤラセだし実際の喧嘩みたいな危険性はないが、 ジャニーズが総合演出な為中途半端なヤラセよりもリアリティーがあった。

つまりジャニーズが演出する喧嘩アクションの方が、 『クローズ　ＺＥＲＯ』の喧嘩アクションよりも迫力があるって事だ。