[コメント] 三十四丁目の奇蹟(1947/米)
夏のうだるような暑さの中で、一人、扇風機を全力で回しながら観ると、非常に白けた気分になる映画である。クリスマスに暖炉の前で愛する家族と観れば、それは大いに感動し、優し気持ちになれることだろう。つまり、そういうムード作りが必要な映画である。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
クリスマスという、経済的にも精神的にも思想的にもアメリカを代表するビッグイベントに焦点をあて、何かを信じる心の尊さを説いている。大いにクサイ展開や台詞が目白押しなのだが、何か(それは一国主義かもしれないし核武装理論かもしれない)を信じていた頃のアメリカで作られているだけに、100%オレンジジュースのような、甘味と健全さに満ちた作品に仕上がっている。こういう映画に文句をつけると、作中の判事や検事のように、周りから総すかんを食らうことになるので、要注意だ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。