もちろん『マトリックス』での成功があったからなんだろうけど、こういう作品作りができるのは幸せなことです。まあ、興収的にはイマイチらしいけど。

それはともかく、ド派手なカラーのコースをハイスピードで駆け抜けるマッハ号の姿は、さながら「リッジレーサー」のようで、自分的にはかなりツボ。『マトリックス』に刺激を受けたというレニー・ハーリンの『ドリヴン』も好きだったし（こちらも興収はイマイチ…）。

ドラマ部分も王道そのもので、とてもスカッとした気分にさせてくれます。しかし『Vフォー・ヴェンデッタ』といい、この作品といい、ウォシャウスキー兄弟には反逆の精神が根付いているのかしらん。『マトリックス』ではそんなに感じなかったけど。