４人の少女のひと夏の青春を描いた『旅するジーンズと１６歳の夏』の続編｡前作から３年後の姿が描かれている｡

前作の登場人物がほとんど前作のキャストのまま再登場しているのは､この作品に関してはキャラの安定感と役者同士のコンビネーションが感じられ､いいと思う｡

ストーリー的には､前作同様､４人の少女の悩みとの葛藤と成長をテーマを損なわずに描いており､前作を観ている人であれば､安心してストーリーには入っていけるのではと思う｡エピソード面では前作では対して描かれなかった､ブリジットと自殺した母親の関係を今回ははっきりさせている｡

ただ､前作以上にジーンズの存在が蔑ろにされてしまい､もはや４人がジーンズを順番に履くことがやっつけ仕事みたいになってしまったのは､もうちょっと何とかして欲しかった｡