ジャック･ブラックとカイル･ガスで結成したロックバンド“テネイシャスＤ”が活躍するコメディ｡随所でロックミュージックが流され､ミュージカル映画のような展開となっている｡

大筋としては､ＪＤとＫＧが出会ってテネイシャスＤを結成→ビッグスターになるために運命のピックを手に入れる→演奏大会に出場して優勝を目指すが､その直前に悪魔が現れ演奏対決をする､という感じだが､どういう方向性に持っていきたいのか明確じゃなく､今ひとつ映画としての売りや盛り上がりに欠ける｡

テネイシャスＤのロック演奏や歌は確かに上手いのだが､テネイシャスＤが映画を引っ張っていたかと言われると､正直､ジャック･ブラックだけが頑張っていた気がする｡

テネイシャスＤの暴走ぶりを素直に受け入れられるかで好みが別れるかもしれない｡