[コメント] エルム街の悪夢3 惨劇の館(1987/米)
この作品では過去2作と違い、最初からフレディの存在が示されているので、同じ悪夢を見る主人公同士が結束してフレディを倒そうという方向性がはっきり打ち出されていてストーリーには素直に解けこめた。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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『エルム街の悪夢』の第3弾。
過去2作と比べるとアクション性が強く、娯楽映画の雰囲気が強い。恐怖演出は過去の作品と比較してもこの作品の方が殺し方がアイデアに富んでいて楽しめる。また、夢の中で他の人を引き込む力を持つ能力を使う少女を登場させたことにより、話にも広がりが増した。
夢の中で主人公たちが特殊技能をいかしてフレディと戦うという展開はアイデアは面白いが、なにかなんでもありという感じもする。しかし、『エルム街の悪夢』シリーズ自体これ以上話の進展は望めないのでこれはこれで悪くないと思う。クリステンのアクションは笑える。
エピソードとしては、今回悪夢に悩まされるクリスティンたちを一作目の生き残りのナンシーが登場し一緒に解決していくという展開もなかなかよかった。
過去の二作では、フレディの悪夢に苦しめられる主人公がフレディの存在に気づき、立ち向かってゆくまでの展開が長ったらしい印象だったが、この作品では最初からフレディの存在が示されているので、同じフレディの悪夢に悩まされる仲間たちが結束してフレディを倒そうという方向性がはっきり打ち出されていて、わかりやすかった。
出来としてはなかなかの作品だが、ナンシーがほとんど活躍の場面がなく、ラストも結構あっさり死んでしまうのがちょっと納得がいかなかった。
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