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[コメント] 宮廷画家ゴヤは見た(2006/米=スペイン)

鑑賞後の一言 「ナタリー・ポートマンを観る映画」
ぐ〜たらだんな

人待ち時間にちょうど上映開始のタイミングが合ったというだけで、何一つ予備知識を持たないまま劇場に飛び込み鑑賞。土曜ワイド劇場みたいな邦題と、「それは、立ち入り禁止の愛」というキャッチフレーズに騙された。この作品は、画家が見た宮廷内の醜聞を暴露する話でも、禁断の愛憎劇を映し出す話でも、ましてやゴヤの伝記でも無い。観客には若いカップルや熟年のご夫婦も多かったのだが、かなり悲惨なシーンもあったので、退場時には微妙な雰囲気になったであろうと推察。このプロモーション、もう少し何とか出来なかったのだろうか。

ところで私は歴史に疎いので、こういう映画を観るとその内容が史実として記憶に定着されてしまう。全てがフィクションだと後々知ったかぶりした時に悲惨なことになるので、一応念のため帰宅してから調べてみた(以下Wikipedia複数項目から抜粋し編集)。

[1789] ゴヤ、スペイン王カルロス4世付きの宮廷画家となる [1792] ゴヤ、聴力を失う [1807] ナポレオン率いる仏軍がスペインに侵攻 [1808] カルロス4世退位・ホセ1世(ナポレオンの兄)即位・異端審問の廃止決定・スペイン独立戦争(半島戦争)開始 [1810] ゴヤ、版画集「戦争の惨禍」製作に着手 [1813] 仏軍がスペインから撤退

劇中で描かれた主な出来事は史実に沿っているようだ。こういう時代があったという勉強にはなった。ナタリー・ポートマンの怪演には目を奪われたが、それだけの映画。星2つ。

(評価:★2)

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