[コメント] 石内尋常高等小学校 花は散れども(2008/日)
焦点がひどく定まらない映画。
私もヌートリアE様と同じく、(撮影当時)95歳の人がどんな映画を撮るのかその興味が先にたって鑑賞させていただきました。
はっきり言ってこの映画、焦点がぶれまくってます。新藤監督が95年の人生を振り返ってみて、頭に浮かんだ過去の思い出をことごとく映像化し、ただただ羅列したような作品です。それぞれのエピソードを取捨選択し、一本ビシッと筋の通った作品に仕上げようという気にならなかったんでしょうか・・・。
本人は波乱万丈の人生を再現できて楽しかったかもしれませんけど、つながっていないストーリーの断片(少年時代の恩師との思い出、同級生との淡い初恋、脚本家としての駆け出しの頃、戦争の惨禍、再会した同級生との愛の再燃等)を延々とみせられる観客の身にもなっていただきたい。
各役者陣の好演で救われていますけれど、なんでも撮影してフィルムに残せばいいってもんじゃないんだよ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。