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[コメント] エルム街の悪夢 ザ・ファイナルナイトメア(1991/米)

本作を観て、はっきりと分かった事。このシリーズに限らず、ホラーは主人公が女性だと断然面白くなる。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 実際、シリーズの最初である『エルム街の悪夢』(1984)の面白さは主人公が女性のランゲンカンプだからだったし、2作目『エルム街の悪夢2 フレディの復讐』(1985)が全然面白くなかったのは既に2作目にしてマンネリズムに陥っていたことだけじゃなく、主人公が男だったから。3作目以降がそこそこのクォリティ持っていたのも、全部主人公が女性だったと言うことに(これは『13日の金曜日』のシリーズにおいても同じ事が言える)。

 本作は前半が男を中心として、後半は女性を中心としてフレディと戦う過程が描かれているのだが、断然後半の方が面白いのも、その辺に理由があるようだ。

 最初の内、恐怖に顔を歪ませ、絶叫するしか出来ない女性がどんどん強くなって、最後はフレディと戦うってのがやっぱり映えるんだよ。ホラーの良さってのは、やっぱりSQ(スクリーミング・クィーン)あってこそ。

 演出においても前半と後半では全然違っていて、完全におちゃらけていた前半(フレディが手品のように黒板を出して、爪でひっかくのは笑えたけど)と、フレディの過去と対決する後半の物語の切実度がまるで違う。

 それにしてもイングランド本人の顔とフレディになった時の顔のギャップが凄い。素のままで登場すると、全然怖く無いどころか、相当情けなく見えるんだが…

 一応これが正統なシリーズでは最終作となり、ラストに流れるスコアに今までのシリーズの映像が次々に流れるのが嬉しい。観ながら「これは何話だ」と突っ込むのが楽しい。

(評価:★2)

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