[コメント] セブンティーン・アゲイン(2009/米)
主人公の友人の扱いが、近年、脇役の扱いがおざなりになりがちなコメディ映画において、恋愛の行方まできちんとサポートしているのもかなり好感が持てる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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突如17歳に戻ってしまった男が人生をやり直そうと高校生活を送る青春コメディ。
主人公が若返り、再び高校生活を送る設定はよくあるもので、最初は主人公がかつて掴み損ねた憧れの高校生活を謳歌しようする『25年目のキス』のような話かと思ったが、主人公が入学した高校での自分の子供たちの学校生活の現状を知り、なんとか改善しようと奔走する姿が描かれる展開。
マイクが、今まで知らなかった妻スカーレットの仕事の才能に協力したり、息子アレックスのバスケの才能を見出して何とか開花させようとしたり、娘マギーの悩みの相談にのったりと、父親として出来なかったことを、高校生の体ですることで、家族のありがたさに気づく姿が丁寧に描かれ感動的。最後には序盤と同じシチュエーションで諦めたバスケの道と家族を養っていくこととどちらをとるのかという、選択を迫っているのも心憎い。
また、主人公の友人の扱いも、近年、脇役の扱いがおざなりになりがちなコメディ映画において、恋愛の行方まできちんとサポートしているのもかなり好感が持てる。
最後に、元に戻ったマイクと子供たちとの和解が描かれなかった点が唯一残念だった。
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