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[コメント] 劔岳 点の記(2008/日)

命をかけた人間と意志と、それすらを全く意味の無いものにしてしまう圧倒的な自然の美と畏怖との美しい対比。「人間と自然」。新田次郎の小説には、常にこの一点をだけを貫いた厳しさと優しさがあった。 派手さはない代わりに、静かに迫りくる映像と役者達のひたむきな演技は、新田次郎らしさを映像にしたらこうなるというお手本のような映画。エンドロールの「原作者に捧ぐ」というテロップが沁みる。
(★4 ヒエロ)

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