[コメント] ファイナル・デッドサーキット 3D(2009/米)
『デッドコースター』ではもっとストーリー展開を工夫していただけに、後半にかけてのグダグダな展開はちょっと残念なところ。でも序盤のサーキットの惨劇シーンの出来はさすがに『デッドコースター』の監督だけあって迫力があって悪くない。正直、それだけが見所の作品という感じもする。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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『ファイナル・デスティネーション』シリーズの第4作。
シリーズの共通項である死の予兆を見た主人公が死を阻止しようとする展開だが、今回は主人公があんまり本腰を入れて予知夢に登場した人の死を阻止しようと奔走せずに自分たちが助かるために行動をしているような印象。
今回はシリーズ2作目の『デッドコースター』の監督と脚本家のコンビだったので、ストーリー展開はもう少し捻りを入れるのではと期待していたが、さすがに4作目ということもあり、このシリーズならではのプロットも完全に出来上がっているため、目新しい展開を入れられないのか、完全に死の予兆を逃れた生存者の死の演出を見るだけの作品になってしまった。
シーン的に主人公が生存者たちと死のうとしても死なないから予兆が外れ助かったと安堵するシーンはシリーズの定義を知っている人にはただグダグダな展開なのでやめて欲しかった。また終盤で本編だと思われていた展開が主人公の予知夢だったという構成も、イマイチな印象。『デッドコースター』ではもっとストーリー展開を工夫していただけに、ちょっと残念なところ。
ただ、序盤のサーキットの惨劇シーンの出来はさすがに『デッドコースター』の監督だけあって迫力があって悪くない。正直、それだけが見所の作品という感じもする。
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