[コメント] バタフライ・エフェクト3 最後の選択(2009/米)
主人公が過去に戻る能力を利用して難事件を解決しているという設定は面白いのに、その特徴があまり生かされず、今までと同じようなパターンになってしまったのは残念なところ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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『バタフライ・エフェクト』のシリーズ3作目。過去に戻る能力の設定のみ継承しているだけで、ストーリー的な繋がりは無い。
主人公が過去に戻る能力を利用して難事件を解決しているという設定は面白いのに、その特徴があまり生かされず、今までと同じような、過去から戻る度に主人公が惨めな立場に置かれるパターンになってしまったのは残念なところ。
主人公が過去に殺された恋人の未解決事件を遺族に頼まれ捜査する展開からは、主人公が能力を駆使して犯人を捜す、ミステリー的な作品を期待するのだが、実際には過去の恋人の事件現場で殺しを阻止できなかった主人公が現在に戻る度に状況的に窮地に追い込まれいくストーリーで、恋人の事件の捜査が蔑ろにされてしまったのは勿体無い。
この辺を工夫すれば、推理映画として新しいアプローチの作品に化けれた可能性があったと思う。
それと犯人があの人物だとすると、犯人は自分の都合のいいようにするために主人公と同じ能力を使って、主人公の過去を行き来していたことになるのだが、今までのシリーズでは主人公が同様の行動を起こしても必ず自分に不都合な状況が出てくるのに、今作では犯人にはそういう状況が起こらなかったのは納得できなかった。
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