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[コメント] ど根性物語 銭の踊り(1964/日)

やっぱり市川崑の映画には毒々しくてドギツイ女が必須だと思う。
づん

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







崑スタイルと真逆に位置するような「ど根性」を堂々とタイトルに持ってくるあたりが凄い。スマートに根性見せられても、顰蹙をかうだけの気がしないでもないんですが、内容はそれなりに面白い。

へっぽこの殺し屋3人組なんかは非常にコミカルだし、あとカメラもやっぱり良い。特にラストの断崖でのシーンは美しく、シルエットを有効に使った演出に背筋がゾクゾクしました。

でもやっぱり何か物足りなさを感じたのも確か。やっぱり市川崑の映画には毒々しくてドギツイ女が必須だと思う。せっかくの船越英二も、女がいなけりゃ魅力も半減だな。

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09.04.02記(09.04.01DVD鑑賞)

(評価:★3)

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