[コメント] 霜花店〈サンファジョム〉 運命、その愛(2008/韓国)
情愛。肉体。美。ジェンダーとはなんぞ、愛とはなんぞ、憎悪とはなんぞ。その境界線のなさというのが映像の中に溶け込んでくる。
チョ・インソンの姿、服を着ていても十分エロい。女性的オーラでもあって、人によってはもうこれはキモイというレベルではないかという「美しさ」。そして、チュ・ジンモとの関係。歴史上、世界の王朝に男色は色々あったわけで、当時の高麗が正確にどうだったかが解明されているわけではないが、結構なリアリティで、この映像美が、エロい。
元の圧力で三角関係に追い込まれる。スリリング。歌も美しい。映像もしっかりつくりこまれている。
ジェンダーとはなんぞ、愛とはなんぞ、憎悪とはなんぞ。この作品は決して問題提起的ではないのだけれども、その境界線のなさというのが映像の中に溶け込んでくる。迫力に圧倒される。見事な愛憎劇。
詩人ユ・ハ。まだ彼は一皮むけて更なる傑作を作ってくれるかも知れない。
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