[コメント] ジャーロ(2009/米=伊)
この手のサスペンスには、まずありえないラストの展開は異色。あとエイドリアン・ブロディの演技力には素直に脱帽。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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タクシーの乗車客の女性を襲う連続殺人鬼のサスペンスホラー。
殺人犯に拉致された女性の行方を捜索する捜査官や被害者の姉側と殺人犯側が同時並行で進行するところや、拉致された女性の運命を追う展開など、構成が『羊たちの沈黙』とあまり大差ない。
ただこの手のサスペンス映画だと、大概、主人公の捜査官が犯人や被害者の居所を突き止め、犯人を倒して被害者を救うものなのだが、この作品は主人公が犯人を死なせてしまったり、被害者の居場所も結局突き止められず、被害者の女性にしても最後は自力で助かるっぽい結末で終わるところが異色。
サスペンスとしてはあまり見所は無いが、主人公の捜査官と連続殺人鬼という対極なるポジションのキャラクターを1人2役で演じきるという類稀なる挑戦に挑んだエイドリアン・ブロディの演技力には素直に脱帽してしまった。それだけで見る価値はある。
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