ひぃー！劇場予告編見る限りはスタイリッシュなサイエンス・フィクション調だったのに、フタを開けてみたら『マチェーテ』よりも過激なB級トンデモ映画じゃないですか！

『ガタカ』のまんまのキャラクターでイーサン・ホークをキャスティングして、『パニック・ルーム』のデヴィット・フィンチャーっぽいタイトルバックから始めて、『アイ・アム・レジュエンド』的なやっすーいオチをつけたら「はい！出来あがり」…って感じ（笑）

突っ込みどころ満載の舞台設定とご都合主義の展開のせいでいまいち世界観に浸りきれない映画でしたが、誰がどう見てもいちばん吸血鬼面したウィレム・デフォーに人間役やらせるキャスティングの妙や、クライマックスの（酒池肉林ならぬ）酒血肉林っぷりのおかげで、結構楽しめました。