[コメント] KG KARATE GIRL(2011/日)
演出面ではやや手放しでは評価できないが、ワイヤーアクションに便りきりな女性アクションで生身の動きでここまでの作品を作ったことは賞賛に値すると思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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女子高生のアクション映画。
幼少期に空手家の父親を殺され、妹をさらわれた少女が、高校生となり、ひょんなことから妹を連れ去った敵組織に再び狙われるようになり、敵組織に暗殺者として育てられた妹と対峙する展開。
ストーリー展開は70〜80年代の香港映画っぽい古臭さがあり、セットなどもあまりお金をかけている感じがないのだが、主演の武田梨奈のアクションシーンは素直にすごいとしか言いようがなく、アクション映画としてはなかなか見応えがある。
制服姿も可愛かったし、アクションも琉球空手だけでなくヌンチャクでのアクションも器用にこなし、動きにも切れを感じさせた。
ただ後半のアクションは同時並行で展開する妹の菜月役の飛松陽菜の方にややお株を奪われている感もあり、終盤の敵の外国人との戦いも、敵組織のボス、田川を見限った後での、彩夏と菜月との2対1の格闘戦という、ややしこりの残る展開で、もっと潔く極悪なキャラクター性の敵キャラで押し通してもよかった気もする。
演出面ではやや手放しでは評価できないが、ワイヤーアクションに便りきりな女性アクションで生身の動きでここまでの作品を作ったことは賞賛に値すると思う。
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