[コメント] コクリコ坂から(2011/日)
ヒロインが主人公を好きになる動機がとても弱い。
好きな時代背景だったし恋愛ものが好きなのでそれなりに楽しめたが、ヒロインが主人公を好きになる動機がとても弱い。表情や雰囲気でその変遷を描きたいのはわかるのだが。
男性が作る恋愛作品というのはえてしてそうなりがちで、女性視点から見ると「なぜこの男を好きになるのか」という根拠がほしくなる。もちろん敏感な人なら作品を見てれば自然に引き込まれるのだが、わからんやつにはわからん作品になってるなあとも思う。
この作品にはもう一つ残念な手抜かりがあって、90分の割りに特徴が強い人間が多い。そしてその人たちのドラマが少ない。なんとなく群像劇のようにも見えるのだが、そう見せかける必要はあまり無いと思う。
いろいろ文句は言ったが、悪い作品ではないと思う。演出も脚本も普通に楽しめてよい。
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