[コメント] おとなのけんか(2011/仏=独=ポーランド)
害者・加害者夫婦、双方の役者も適材適所の活躍ぶりで、特に、事あるごとに携帯に出て場の空気を濁すアラン役のクリストフ・ヴァルツの演技はなかなか印象に残った。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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子供たちのいじめの被害者の両親と加害者の両親の喧嘩模様を描いたコメディ。
いじめの被害者・加害者夫婦の穏便に収めようとするも、ちょっとしたいざこざから、どんどん口論がエスカレートしていく喧嘩の様子をワン・シチュエーションで見せている。
最初は被害者側・加害者側夫婦の子供の善悪を巡る言い争いだったのに、徐々に夫婦生活での鬱憤を撒き散らす妻側と夫側の口論へと展開していくのが面白い。
被害者・加害者夫婦、双方の役者も適材適所の活躍ぶりで、特に、事あるごとに携帯に出て場の空気を濁すアラン役のクリストフ・ヴァルツの演技はなかなか印象に残った。
最後にいじめの被害者と加害者と思しき子供たちが仲良くしているショットが挟まれ、親の口論とは裏腹に当事者の子供たちは何も左右されずあっさり復縁できてしまうという皮肉さを感じさせるが、当の親たちの喧嘩は結局、どう終わりを迎えたのかがはっきりしなかったのは気になるところ。
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