[コメント] 人生の特等席(2012/米)
クリント・イーストウッドが好きだ。
だからこの映画も好きだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
仕事も、娘との仲も、ついでに言えば娘の恋愛すらも 全てが丸く収まりすぎる出来すぎたラスト。
出来すぎ? いいじゃないの、出来すぎだって。
自分の仕事に誇りをもって、
自分のやり方に自信を持って、
そしてそれにしがみつく自分をまっすぐに肯定出来る。
そんな頑固おやじなんて今どきいない。
いたとしても、流行らない。疎ましい。憐みの対象だ。
でも私自身、心の中ではそんな生き方もいいなと思っている。
だからこそ、そんな頑固で不器用だけど、 自分に正直な男のスピリッツに触れた時、 私自身のハートが震えるのだ。
イーストウッド主演の映画は「グラントリノ」が一番好きだ。
眉間にしわが寄る彼の表情がたまらなく好きなのだ。
だけど、出来ればイーストウッドの遺作はハッピーエンドがいい。
大好きな彼には笑っていて欲しい。
これが遺作になるかどうかはわからないが、
彼の幸せそうな笑顔がスクリーンに映った時、
気の早い私は少しだけ涙腺が緩んだ。
だから・・・ 出来すぎだっていいんだって。 イーストウッドなんだもん。大好きなんだもん。
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