[コメント] クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!(2013/日)
舞台をこぢんまりさせた分、かなり詰まった内容になった。これで良い。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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本作の見所というか特徴は、話をあまり大きくしなかったということに尽きるだろう。話はカスカベ市内で全て完結しているし、敵も存在はするが、世界を巻き込むほどの巨大な組織ではない。これまでのシリーズの中で言うなら、『嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』(2003)と並ぶ小規模な話になる。
世界が小さいから小ネタに走ることになるのだが、むしろその小ネタが本来のこのシリーズの面白さになってる。
このシリーズで一番面白いのは、しんのすけの暴走と変わり者の敵との丁々発止のやりとりとなるため、それをきちんと抑えていれば面白くなる。その一番面白いところをしっかり抑えているため、本作はとても安心して観ていられる作品になっていた。出てくる変わり者キャラが魅力的で、次々に立ち塞がっていくのが『死亡遊戯』(1978)っぽさに溢れてるし、その襲撃のかわし方がそれぞれ個性的。
それにテーマであるB級グルメが良い具合。子どもも大人も大好きなジャンクフードを主題にしてるお陰で食の楽しみみたいなものもあって、観てると楽しくなってくる。ラストの大団円は気持ち的には少々引いたけど、そこに至るまでが楽しかったからこれで良し。
テーマの取り方と舞台の設定で充分に面白いものが作れることをきちんと証明した作品と言えるだろう。
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