[コメント] ドクター・ストレンジ(2016/米)
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2000年代になってから一気に流行となり、一気にアクションのメインストリームとなったヒーローもの。最近になるとクロスオーバーとかで複数ヒーローが普通になっているが、その中で珍しい単体ヒーロー作品として作られたのが本作。
敢えて単独ヒーローとして作った分、よっぽど本作は自信があったのだろうと思う。
敢えて言うなら、作りそのものは並だし、物語展開が少々詰め過ぎなところはあるものの、悪いところもさほど見つからないし、何点か突出して良い部分があるために、それなりにちゃんと観られる。
良い部分を挙げるなら、一つは演出。特に戦闘シーンは時空やら時間やらをねじ曲げて戦ったりする為、これまでに観たこともないような不思議な演出が映える。強いて言うならばノーラン監督の『インセプション』の世界観を戦いに持ってきたようなもので、観ていて目が回るほどの見栄えの良さを誇っている。
もう一点は、言うまでもないことだが、ベネディクト・カンパーバッチを主演としたこと。極めつきの美形ながら、異相と言って良いほどの彫りの深い顔つきをしたカンパーバッチは、まさしくドクター・ストレンジを演じる為にいるようなもんだ。この人を主演に据えたということ、それだけでほぼこの作品の成功は決まったようなもんだろう。
顔つきが濃すぎる為にちょっと観ていて疲れるようなところもないではないが、それがあってこそ本作の面白さだろう。
かなりのヒットを記録した故、続編は又作られることになるだろうが、次はアベンジャーズの中で登場かな?
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