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[コメント] メイク・イット・ファンキー(2005/米)

奴隷の休息地であるコンゴ・スクウェアからリズムの革新がはじまった。今でもセカンドライン等でリズムを感じる機会が街に溢れている。私はニューヨークに行く事は出来たが、もう一つの音楽の都であるニューオーリンズにも行ってみたい。
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アメリカの他の殆どの地域ではアフリカ系の奴隷の自由は極めて制限されていたが、フランスが支配していたニューオーリンズはコンゴ・スクウェアで休憩時に音楽を演奏することを許された。そこで演奏されたリズムは葬式の際の葬送曲として親族の後ろを歩きながら演奏する音楽、セカンドライン(親族たちを一列目とする考え方)として今も受け継がれている。スタジオではアフリカ系やヨーロッパ系が協力してラテン音楽からインスパイアされたリズムを混成文化として産み出していた。

この映画では出演していないが、私が一番好きなニューオーリンズのドラマーはジギー・モデリストで彼が所属するミーターズのドラム中心の音作りは日本でありがちなギターやボーカルの価値が高い恰好付けるためのものではなく、正にノリで客に奉仕するための音だ。このニューオーリンズのリズムはより発展しマスターPやマニー・フレッシュといった当地出身のヒップホッププロデューサーがリズムを革新し続けている。

(評価:★5)

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