[コメント] 黄金のメロディ マッスル・ショールズ(2013/米)
アレサやキャンディ・ステイトンのバックで演奏していたのはヨーロッパ系だったという話。リック・ホールの人生をモチーフに南部においてブルースのフィーリングが北部より受け入れられた事が示される。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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良くアメリカ南部は保守的と評されるのだけれど、実際は南部のほうがブルースのノリを取り入れた音楽が受容されているのは知られていない。勿論南部の方が人種差別に関してはより酷い歴史があるのだが、日本は政治的な見方だけで音楽を批評する愚かな作法を持っている人がいるので安易な見方がしょっちゅうなされる。
実際はこの映画のFAMEのスタジオのように(他の場所でも音楽文化自体が混合文化)混合文化としてカントリーもソウルもロックも生まれていた。勿論カテゴライズというのは商品だから重要なのだが、それに拘る余り音楽を無視して政治的なラべリングをするだけの行為が如何に愚かか判る。実際はそんなに純粋なものは存在しない。カントリーはロックの前にブラック・ミュージックの影響を受けた音楽として存在してロックンロールの祖先の一つだ。
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