コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] きみの秘密、僕のこころ(2003/日)

まるっきし『リリイ・シュシュのすべて』のシーン(ピアノ演奏してるトコ)があり、げんなり。っていうか、別にこのシーンが無くても、ダラダラと続く説明的青春ストーリーにゲンナリ。18分ならこんな物かな。 2004年12月9日オンライン配信鑑賞
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







っていうか少し見ない間に忍成修吾、随分顔が変わったなぁ。びっくりした。別に分からない訳じゃないんだけど、『リリイ・シュシュのすべて』の時見た顔とは随分違う気がした。

で、中身は、どーなんだろ。18分でこの中身なら、仕方が無い事かもしれないけど、なんか中途半端。言いたい事は分かるのだけど、ベタベタ。

ピアノを目指してる人間が難聴だの、お前はベートーベンか!光溢れる教室で独りピアノを奏でる主人公、なんてシーンどっかで見たぞ、って忍成修吾のセルフパロディ・・・じゃないか。あれは市原隼人だったか。

まぁ『リリイ・シュシュのすべて』モロパクのシーンがあったり、ストーリーはベタベタで、見ててゲンナリして・・・うーん。「めげずに頑張れよ!俺だって頑張ってるんだから!」と、俺、この主張、つーか作品のやろうとした事、つまり「過去の約束は思い出」という悲しい現実(現在)。

コレ、『アイデン&ティティ』でも描かれてた事なんだけど、結局過去に「俺達1等賞獲ろうぜ」と約束した奴は、適当に妥協して諦め「あの頃は楽しかったなぁ」と振り返って、真面目にやってる奴は自分がバカみたいに思えてくる、って言う奴なんだろけど、それで夢を信じる奴はホントのバカであろうと、それでも馬鹿を突き進む奴(=主人公)。

まぁ、その素晴らしさ、とやらを描きたかったんだけど、さすがに18分で描ききろうと思えば、ナレーションに頼りっきりの、ベタベタでゲンナリするほど情け無い物語になっちゃうよなぁ、そりゃ。仕方ねぇよ。

あ、でも「難聴」とか言う“病気”をアイテムとして持ってくるって手法は、ホントアホらしいと思うんだけど、俺。監督の意図した所は知らんが、↑に俺が書いた事がそれならば、病気を持ち出す必然性はこの作品には無い。むしろ、彼女は自分の努力不足で夢をあきらめていなければならなかった、と俺は思うんだが、どーでしょ?

ま、18分だしね(しつこい)

(評価:★2)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。