[コメント] 光る海(1963/日)
邦画の10年先を走った作品です。チャレンジャー中平監督らしい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
吉永小百合と高峰三枝子という二大スターを親子役に配した一種の青春物語で評論家からはあまり注目を受けなかったが、吉永小百合の演技は一般受けし、1963邦画興行成績は2位と大健闘。
70年代になるとこういうタイプの作品が増えるが、その10年も前にこのタイプの作品が出ていたと言うことにちょっと驚かされる。当時常に時代の先を先をと進んでいた中平監督の実力が遺憾なく発揮されているのではないかな?
大学を出て、それまでぬるま湯状態に使っていた若者が現実を突きつけられるという感じの話だが、話が一体どこに飛んでいくか全然予測が付かないため、最後まで緊張感が途切れることなく観終えることは出来た。かなりきわどい性の話題も出るし、設定はドロドロしてるはずなのに、妙にカラっとしてるのが時代性か?勿論、こういう話をコメディ仕立てにするには俳優に追う部分が強いので、吉永小百合ははまり役には違いない。
一つ問題があるとすれば、会話の量が膨大な上に、結構早口な上に話の転び方が分からないので、ちょっと気を抜くと、何が起こっているのか、どういう風に話が展開しているのか捕らえづらいという難点はある。これが中平監督の味なんだが。ぼけっとしながら観るにはあんまり向かない。
とにかく女優陣が豪華なため、一見をお薦めしたい作品だ。
(評価:)
投票
| このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。