[コメント] 007/美しき獲物たち(1985/英)
ボンド・ガールのタニア=ロバーツはTV版『チャーリーズ・エンジェル』の一人。だけど、本作での価値観って、叫ぶだけ。ウォーケン共々、勿体ない使い方だ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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長年親しまれてきた3代目ムーア・ボンドの最終作。悪役にクリストファー=ウォーケンを起用するが…う〜ん。少なくとも、ウォーケンの使い方は間違ってる。彼を使うんだったら、もっと精神的にやばい感じに仕上げて、“狂気”を徹底的に前面に押し出すべき。勿体ない使い方だよ。
ムーア・ボンドはシリーズの中でもかなり笑いの要素が大きいのが気に入っているのだが、本作はそちらの方はかなり抑えめ。全体的なバランスはかなり良かったと思う(構成的には後年のブロスナン・ボンドの作品に近い感じ)。主題歌のデュラン・デュランの曲はかなりのはまり具合を見せているが、ヴィヴァルディやチャイコフスキーと言ったクラシックも多用されているのがなかなかはまってる。全般的に音楽は良かった。
キャラクターを言うと、やはり最後の作品だけあって、ムーアにはやや老いが見えるし(スタントは吹き替えだけど、消防車を使ったり、金門橋の上で戦ってみたりと、こちらはかなりの見応えがあり)、前述したようにウォーケンの使い方が今ひとつ。更に今回のボンド・ガール、タニア=ロバーツがどうしても魅力的に見えない。ただ、メーデー役のグレイス=ジョーンズは無茶苦茶好み。強くて健気で一本気。これぞまさにヒロインだ!最後爆死するところは感動的でもあった。
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