[コメント] 007/ダイヤモンドは永遠に(1971/英)
少なくとも、こんな荒唐無稽なカー・チェイスやってくれただけで拍手を送りたい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これまでのパターンから言って、特にコネリー版ではアメリカでのアクションシーンが多いんだが、ハリウッドを縦横無尽に用いた、迫力あるカー・チェイスシーンがこの作品の醍醐味。そうそう、カー・チェイスシーンと言えば、本作では何と月面車を用いるという、前代未聞のシーンも観られる。
前回のフェミニストでスタイリッシュなレーゼンビー版と較べ、再び無骨な感じでボンドを演じるコネリー(いきなり女性の頬を張るような演出はコネリーならでは)。アクションシーンやラストにやや見劣りがするものの、派手さにかけては充分及第点(こんな荒唐無稽さが一つの魅力だしね)。
本作の肝は、冒頭からスペクターのナンバー・1、宿敵ブロフェルドとの最終決戦だが、ブロフェルドが何人もの影武者を擁するって設定は面白い。二人のブロフェルドを前にして、本物を見つけるのに猫を用いるのは、私も考えた。しかし、私ごときに考えつく見分け方は、やっぱりちゃんとオチを付けてくれるか…
構想が壮大な割に、最後が情けないブロフェルドにはちょっとがっかりしたけど。
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